2017.06.30  「玄遠」
出町 千鶴子 (画家)

      遥か遠い旅路は
      喜んだり喘いだり心もはづむ
      迷いつつも時に立ち止まり
      辿り着けばあっけらかんとして
      晴れ晴れとした愛しさがある。

「玄遠」
2017.03.25  世界をくるくるくるりと宙返り
出町 千鶴子 (画家)

          絶好の春だ!
     
          くるくるくるりと宙返り
     
           明日 てんきになあれ

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2017.02.27  『仏陀涅槃図=世界が平和でありますように』
出町 千鶴子 (画家)

2月15日はお釈迦様が入滅された日。
日本中のお寺さんで、涅槃会のご法要が行われたことでしょう。

世の中で、尊重されるべきは命である。
すべての種に民族の文化に優劣はない。
ましてや肌の色の違いに分け隔てなどあろう筈がない。
人間の命も獣たちの命も、植物や鳥や魚や虫たちの命も、
水や風や光の命も、皆、等しく尊いのである。

これらのたくさんの輝く命の中で、私の命も大いに喜び、
たまに愁いたりして仲良く生かされている。
そうして出合う事物にまた新しく嬉しい命が次々と宿る。
美しい世界だ。
          『仏陀涅槃図=世界が平和でありますように』

毎年2月15日には、改めてこの思いをわが胸に問うて確認します。
この涅槃図は、菩提寺・浄雲院心光寺(東京都文京区白山)さんと母に感謝して、思いを籠めて描きました。
5年掛かりで描きました。おかげさまで愛猫TIGREを描き入れることが出来ました。
首に赤いリボンの黒猫は日本で最初の飼い猫、宇多天皇の愛猫のつもりです。
パンダもいます。

パンダはサーベルタイガーやマンモスと共に氷河期を過ごしました。
何故、パンダは絶滅を回避できたのか。それは、この厳しい弱肉強食の時代の中で、
生き残るために戦うことをしなかったから。
パンダは、この氷河期の時代に今の姿へと進化したともいわれています。

中国・臥龍の山では、雪は結晶の六角形の形のまま降りてくる。
パンダは寒いのが大好き。
降りしきる雪の中をはしゃいで転げ回り歓喜の声を上げる。
ニャオ!ニャオ!

平和を願う心と態度が平和な世界を創る。

2016.11.25  「天空海闊の猫、進次郎さんに駄弁を申す」
出町 千鶴子 (画家)

 「TPP=環太平洋パートナーシップ協定」なんとすてきな響きのネーミングだろ
うか。

 ところが!!である。昨年の今頃、日本の美しい里山や森の暮らしを守ろうと努力されていた小泉進次郎さんが農協改革を語るにおいて、「TPPによって低価格の農薬や肥料を輸入して、個の農家が潤うように・・・」の考えを公言された。びっくり!!であった。

 農薬や化学肥料や除草剤や遺伝子組み換えを使った農業は、果たして、未来に亘り、農家や人々を潤し、守り、幸せにすることが出来るだろうか。

 既に、地球は息もできないほどの汚れた大気が蔓延している。農薬や化学肥料などで汚染され有害物質を蓄積した土壌は、水を汚し、風を汚す。その汚れた風に木の葉が舞い、種子が漂い、海の上を鳥たちが渡り、くじらが跳ねる。食物連鎖が不可解な様々な病を更にさらに生み出し続けているのだ。いつか植物も、動物たちも、人間も、痩せて枯れて消滅してしまうのだろうか。

    「天空海闊の猫、進次郎さんに駄弁を申す」

 こうして、全ては生気を失い、間違いなく地球はゆっくりゆっくりと壊れて逝くだろう。

 進次郎さんにお願いです。

 この世界に、夢と希望でいっぱいの豊かな未来を!

 約束してください。

 この美しい僕らの誇りたる地球を守って頂きたいのです。
2016.10.14 護国寺の猫
タイトル「護国寺の猫」
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昼寝から覚めた猫がにゃおんとなく
「銭財を竭(つく)して贏余(えいよ)を存せず」
(「自助論」サミュエル.スマイルズ/中村正直・訳)

2016.08.29  暑気払いの猫

出町 千鶴子 (画家)

今日も猫はせっせと毛づくろいをする。
毛がボサボサでは暑さに耐えられない。(汗腺がないので唾液が猫の汗になる)
夏の猫の養生は毛づくろいにある。
できれば、ギンギンギラギラの太陽の下でひと遊びしてからの毛づくろいが良い。
日光を浴びて、猫の毛並みはビタミンDでいっぱいに成る。
特に暑い日は、たっぷりの唾液で毛づくろいをする。
こうして猫は熱中症を予防するのだ。

 猫から皆さまへ 
「残暑お見舞い申し上げます。」

護国寺の猫


2016.08.13 じゃんぬ君とダルクちゃんの絵日記

出町 千鶴子 (画家)

お母さんのオッパイは僕らの世界の全てだ。
お母さんのゴロゴロは朝の小鳥の歌より輝いて、
お母さんの鼓動は月の光のように温かく僕らを包む。
お母さんのお腹は柔らかでいちばん気持ちのいい、僕らの大好きな場所だ。

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2016.07.30 こねこの日記
 
「こねこの日記」

出町 千鶴子 (画家)


ぼくの尻尾はふたつの渦巻きを持つ。
ひとつは自由を、ひとつは平和を欲して渦を巻くのさ。
まだ小さいから我慢を知らない。
子ども騙し猫だましする大人は大嫌い。
シャー!!と牙を見せちゃうよ。
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2015.03.07 春の萌し
 
出町 千鶴子 (画家)

「春の萌し」
画室の主が少し爪を立てて引き寄せる
温かな春の陽
小鳥たちのお喋りに
庭の木の花の蕾がほころんで笑った
春が来る

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2014.12.20  出町さんの猫
出町 千鶴子 (画家)

   パンダ                       出町千鶴子(画家)
出町さんのパンダ

マオはマオでも猫ではありません。
 世界が感涙した浅田真央さんでもありません。
 毛沢東さんでもありません。
 パンダです。
 氷河期を、マンモスやサーベルタイガーと共に過ごしました。
 戦うことを好まなかったパンダは、
 ある時は、背中を丸めて氷の風景のひとつとなり(おそらく。その証拠にしっぽも白いでしょ。)、
 暗闇では目を閉じる。じっと黙して幾多の絶滅の危機を乗り越えました。
 決してサバイバルの勝利者としてではなく、臥龍の森一番の平和主義者として進化して来ました。
 
 パンダは、寒いのが大好き。
 臥龍の森の中、パンダの営みがこだまして、きっと、今日も好い一日。