2008.06.30 八ヶ岳山麓の四季 6    
小口隆三 

八ヶ岳山麓の農村部では高原野菜栽培のシーズンを迎えています。梅雨期特有の降ったり止んだりの天候の下、気温が上がり豊富な雨水に恵まれて農家が栽培している野菜はぐんぐん成長しています。主として栽培されているものは、セロリ、キャベツ、ブロッコリー、白菜、ほうれん草、等々。また転作で栽培されている夏そばの花も満開です。高冷地の特殊な作物である「種馬鈴薯原種」の花が咲き始め、遠からず満開を迎えます。機会があればこの「種馬鈴薯原種」についても紹介したいと思います。
原村(長野県諏訪郡原村)は国内有数のセロリの大生産地。セロリ畑には散水用のパイプが設置してあり、みずみずしいセロリを作るために、晴天が続き水遣りが必要になるとこのパイプを使って水を散布しています。
この時期、八ヶ岳連峰を含む四方の山々はいつも厚い雲に覆いかくされています。でもときたま一時的に雲が上る時があり、曇天の下で八ヶ岳が姿を現すことがあります。この束の間のチャンスを逃さぬように大急ぎで撮影に出かけ、梅雨期の農村部の様子を撮ってきました。

                      セロリ

                      二枚目

                      そば
                 

「高原の畑作風景」(2008年6月24日撮影)
セロリ畑、ほうれん草畑=長野県諏訪郡原村で。夏そばの花=茅野市泉野で。
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