2009.06.30 八ヶ岳山麓の四季 35  
「梅雨の合間」

小口隆三 

前夜激しく降った大雨が止んで、梅雨の合間の晴れた朝、入笠山にある大阿原湿原へ行ってみました。入笠山は私が住む富士見町の南西部にある標高1955mの山です。
6時前、日が射し始めると霧が上がり、湿原の姿がはっきり見えてきました。爽やかな小鳥の囀りを耳にしながら、湿原に生い茂る草の葉についた無数の水滴に朝日が反射してキラキラ輝いている光景を見ていると、早起きの褒美をもらったような気分になりました。
                      湿原
(1)霧が晴れる、朝の湿原

晴れ間が出た午後の入笠湿原では濃くなった緑の中で、咲き始めた蓮華躑躅(レンゲツツジ)の鮮やかな色が目を惹きます。金鳳花(キンポウゲ)も負けじとフィールド一杯に小さな花を咲かせていて、いよいよ花のシーズン到来です。
                      れんげつつじ
(2)湿原に咲く蓮華躑躅(レンゲツツジ)

                     きんぽうげ
(3)咲き競う蓮華躑躅と金鳳花(キンポウゲ)

入笠山にはスズランの群生地があります。白くて小さい花がひっそりと咲いている清楚な姿に魅力を感じるのか、スズランはとりわけ女性には根強い人気があります。
                      すずらん
(4)清楚な姿が魅力のスズラン
        
撮影場所及び年月日  
(1)大阿原湿原(長野県富士見町)で2009年6月19日撮影
(2)(3)とも、入笠湿原(富士見町)で2009年6月23日撮影
(4)入笠湿原(富士見町)で2009年6月10日撮影
(どの写真もクリックすると拡大されます)