2017.04.28 今こそ日本国憲法を守り生かそう
施行70年を記念して統一集会へ

岩垂 弘 (ジャーナリスト)

 日本国憲法が施行されたのは1947年5月3日である。それから70年にあたる5月3日(水=祝日)、東京・江東区有明の東京臨海広域防災公園で、大規模な集会が開かれる。「施行70年 いいね!日本国憲法」「平和といのちと人権を!」をメーンスローガンに掲げる「5・3憲法集会」だ。憲法記念日に行われる、護憲派の統一集会は一昨年、昨年に次いで3回目だが、今年は安倍政権が改憲に向けた攻勢を強めつつある中での開催なので、緊張感ただよう集会となりそうである。

 集会を主催するのは「5・3憲法集会実行委員会」。それを構成するのは、戦争をさせない1000人委員会、解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会、戦争する国づくりストップ!憲法をまもり・いかす共同センターの3団体である。これらには、旧総評系、共産党系の団体のほか、中立の市民団体も加わっており、いわば、護憲を目指すほとんど全ての潮流による統一集会といってよい。

 最初の統一集会は、一昨年の5月3日、横浜市のみなとみらい地区の臨港パークで開かれ、参加者は3万5000人(主催者発表)。昨年の統一集会は、やはり5月3日に東京・江東区の有明臨海広域防災公園で開かれ、参加者は5万人(同)だった。今年は、これを上回ることができるかどうか。

 今年の集会の特徴は、以下の8項目にわたる「私たちがめざすこと」を掲げていることだ。

私たちは、日本国憲法を守り生かし、不戦と民主主義の心豊かな社会をめざします。
私たちは、二度と戦争の惨禍を繰り返さないという誓いを胸に、戦争法の廃止をめざします。
私たちは、沖縄県民と思いを共にし、辺野古新基地建設の撤回を求めます。
私たちは、被災者の思いに寄りそい、原発のない社会をめざします。
私たちは、人間の平等を基本に、貧困のない社会をめざします。
私たちは、人間の尊厳をかかけ、差別のない社会をめざします。
私たちは、思想信条の自由を侵し、監視社会を強化するいわゆる「共謀罪」に反対します。
私たちは、これらを実現するために行動し、安倍政権の暴走にストップをかけます。

 集会参加者は、憲法施行から70年という節目で、改めて日本国憲法を守り、活かすことを誓い、今、世界と日本で解決が求められている諸課題に取り組む決意を新たにしよう、ということだろう。

 集会開始は11時30分。13時から各界の人によるスピーチや野党代表のあいさつがある。各界の人によるスピーチでは、名古屋大名誉教授・池内了、弁護士・伊藤真、作家・落合恵子、ファッション評論家・ピーコ、法政大学教授・山口二郎の各氏らの登壇が予定されている。集会後、パレードを行う。

 会場の東京臨海広域防災公園へは、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩4分、ゆりかもめ「有明駅」から徒歩2分。