2007.11.01  来年5月、9条世界会議開催へ
ノーベル平和賞受賞者らを招いて

 戦争放棄と戦力不保持をうたった日本国憲法第9条を支持する世界の声を集め、これを世界に広げるための国際イベント、「9条世界会議」が来年5月、 千葉、仙台、大阪、広島を結んで開催される。国内の市民をはじめ、海外からはノーベル平和賞受賞者や国際NGOの活動家ら多数が集まる見通しで、平和憲法を国際化する大規模な試みとして注目を集めそうだ。

 世界会議を主催するのは、ピースボート、日本国際法律家協会、GPPAC(武力紛争予防のためのパートナーシップ)ジャパンなどが中心となった実行委員会。
世界会議呼びかけ人には、浅井基文(広島平和研究所所長)、有馬頼底(臨済宗相国寺派管長、金閣寺・銀閣寺住職)伊藤真(伊藤塾塾長)、井上ひさし(作家・劇作家)、加藤登紀子(歌手)、香山リカ(精神科医)、品川正治(経済同友会終身幹事)、辻井喬(詩人・作家)、新倉修(日本国際法律家協会会長)、水島朝穂(早稲田大学教授)、ジャン・ユンカーマン(映画監督)、湯川れい子(作詞家・音楽評論家)、吉岡達也(ピースボート共同代表)の各氏ら63人が名を連ねている。

 実行委員会は、世界会議を開く理由を「日本の憲法9条は、アジア・太平洋戦争の惨害と反省の上に立って、世界に対する『不戦の誓い』として生まれました。そして60年以上にわたって、日本とアジアの人々の信頼関係の礎となってきました。いま世界では、暴力と戦争の連鎖が続いています。イラク情勢は泥沼化し、中東は大きな危機を抱えています。……そんな中、日本の9条は、平和をめざし活動する世界の多くの市民に勇気を与える存在です。日本国内で『改憲論』が高まる今だからこそ、世界の共有財産としての9条の価値を、世界の人々と共に見つめ直したいと思います」としている。

 計画では、会議の全体会議を来年5月4日に千葉市の幕張メッセで開き、その後、6日にかけて仙台、大阪、広島で分科会を開く。 総計で1万人の参加を目指す。実行委関係者によると、海外からの参加者は約100人を見込んでいる。
 すでに、英国北アイルランドの平和活動家で1976年にノーベル平和賞を受賞したマイレッド・マグワイアさんの来日が決定。そのほか、2004年に同賞を受賞したケニアの環境活動家ワンガリ・マータイさん、昨年受賞のバングラデシュの経済学者・グラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏にも参加を要請している。


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