2011.11.21
軍警の威圧お構いなしに詰めかける巡礼者
ーチベット旅行の勧めー(下)
青海省の省都西寧からチベット自治区の区都ラサまで、総延長1、956kmの青蔵鉄道で往復した。片道24時間。車両は16輌編成。寝台車は日本の寝台特急のレベルで、快適。最高点では海抜5,072mの緩い峠を越えるが、機密性がある客室内には、酸素濃度を高くした空気が絶えず供給されていて、高山病の心配はほとんどない。車窓風景は6千mを超える山なみ、湖、羊とヤクの放牧地の高原が拡がり。雄大だ。
そして、ラサ。海抜3,650m。6世紀以来、チベット人の王国の首都、チベット仏教・文化の中心となった。ラサの中央にそびえる歴代ダライラマの居城ポタラ宮。チベット動乱の1959年、人民解放軍が全市を包囲するなか、ダライラマ14世がインドに脱出して以来、主が不在のまま。
ポタラ宮からほど近い巡礼の中心ジョカン寺(大昭寺)。全チベットから集まる巡礼者たちは、一年中、早朝から夜まで、ジョカン寺の前で五体投地を繰り返し、寺をぐるりと囲むパルコル(八角街)を回る。ジョカン寺の内部には何千体もの仏像がぎっしり飾られていて、身を接しながら祈り、流れ続ける巡礼者たちのエネルギーに圧倒される。
ジョカン寺前の広場には、軍警(武装した公安警察)部隊が何カ所も常駐し、示威行進をやっているが、巡礼者たちはまったく無視しているかのように、五体投地を繰り返している。
(1)青蔵鉄道最高点付近の車窓風景。6千mを超える山脈、湖、羊とヤクの放牧地となる平原が拡がり。雄大だ。
(2)ラサ駅。中国政府の西部大開発計画を誇るように、いかめしくそそり立つ。
(3)チベットの象徴、ポタラ宮。貴重なユネスコの世界遺産。歴代ダライラマが約300年かけて築きあげた居城。チベット自治区内の寺院の多くは、60−70年代の文化大革命の際にひどく破壊されたが、ポタラ宮は故周恩来首相の必死の努力で無傷のまま保存された。
(4)ポタラ宮から見たラサ市。
(5)毎日、早朝から夜まで、チベット中から巡礼者が集まり、五体投地を繰り返すジョカン寺(大昭寺)前の広場。軍警の肩章を付けた武装警官が、あちこちに配置されている。
(6)早朝、示威行進をする軍警部隊。
(7)セラ寺の僧たちの問答修行。毎日何時間も続けるチベット仏教の修行。
坂井定雄(龍谷大学名誉教授)
青海省の省都西寧からチベット自治区の区都ラサまで、総延長1、956kmの青蔵鉄道で往復した。片道24時間。車両は16輌編成。寝台車は日本の寝台特急のレベルで、快適。最高点では海抜5,072mの緩い峠を越えるが、機密性がある客室内には、酸素濃度を高くした空気が絶えず供給されていて、高山病の心配はほとんどない。車窓風景は6千mを超える山なみ、湖、羊とヤクの放牧地の高原が拡がり。雄大だ。
そして、ラサ。海抜3,650m。6世紀以来、チベット人の王国の首都、チベット仏教・文化の中心となった。ラサの中央にそびえる歴代ダライラマの居城ポタラ宮。チベット動乱の1959年、人民解放軍が全市を包囲するなか、ダライラマ14世がインドに脱出して以来、主が不在のまま。
ポタラ宮からほど近い巡礼の中心ジョカン寺(大昭寺)。全チベットから集まる巡礼者たちは、一年中、早朝から夜まで、ジョカン寺の前で五体投地を繰り返し、寺をぐるりと囲むパルコル(八角街)を回る。ジョカン寺の内部には何千体もの仏像がぎっしり飾られていて、身を接しながら祈り、流れ続ける巡礼者たちのエネルギーに圧倒される。
ジョカン寺前の広場には、軍警(武装した公安警察)部隊が何カ所も常駐し、示威行進をやっているが、巡礼者たちはまったく無視しているかのように、五体投地を繰り返している。
(1)青蔵鉄道最高点付近の車窓風景。6千mを超える山脈、湖、羊とヤクの放牧地となる平原が拡がり。雄大だ。
(2)ラサ駅。中国政府の西部大開発計画を誇るように、いかめしくそそり立つ。
(3)チベットの象徴、ポタラ宮。貴重なユネスコの世界遺産。歴代ダライラマが約300年かけて築きあげた居城。チベット自治区内の寺院の多くは、60−70年代の文化大革命の際にひどく破壊されたが、ポタラ宮は故周恩来首相の必死の努力で無傷のまま保存された。
(4)ポタラ宮から見たラサ市。
(5)毎日、早朝から夜まで、チベット中から巡礼者が集まり、五体投地を繰り返すジョカン寺(大昭寺)前の広場。軍警の肩章を付けた武装警官が、あちこちに配置されている。
(6)早朝、示威行進をする軍警部隊。
(7)セラ寺の僧たちの問答修行。毎日何時間も続けるチベット仏教の修行。
| Home |










