2008.01.12 中村梧郎さんが「枯葉剤写真展」の報告会
 中村梧郎「戦場の枯葉剤NY写真展」報告会が、2月3日(日)午後3時から6時ごろまで、横浜市のJICA横浜(みなとみらい線馬車道駅下車、前部4番出口を出て左折、万国橋通りを北進徒歩7分、サークルウォークわき。TEL: 045−663−3257)で開かれます。

 中村梧郎さんは、ベトナム戦争中に米国が遂行した「枯葉作戦」の傷跡を長年にわたって追跡してきた報道写真家として知られています。米軍が投下した大量の枯葉剤はベトナムの人々をはじめ米国兵にも深刻な被害をもたらしただけでなく、環境も破壊しました。その惨禍は今もなお続いており、その実態を伝える中村さんの作品は世界的な反響を呼び起こしてきました
 中村さんは2006年に日本科学技術ジャーナリスト会議が主宰する第1回科学技術ジャーナリスト賞を受賞しましたが、これは中村さんの作品『新版・母は枯葉剤を浴びた』(岩波現代文庫)が高く評価されたためでした。

 「枯葉剤がもたらした悲劇の実態をアメリカの人々にこそ知ってほしい」というのが中村さんの長年の念願でしたが、ニューヨーク市立大学が中村さんの要請を受け入れ、06年10月、ニューヨークのジョンジェイ・カレッジで中村梧郎写真展「戦場の枯葉剤」を開催しました。そこでは、中村さんの写真10点が展示されました。
さらに、同大学は07年2月から6月までの5カ月にわたって同会場で中村梧郎写真展「ORANGE」(枯れ葉剤のことをAgent Orangeといいます)を開催しました。ここでは、34枚の写真が展示されました。

 ORANGE展はまた、同年5月から6月にかけてニューヨークで行なわれたマグナム・フェスティバル参加作品としても認められました。マグナム(MAGNUM)はロバート・キャパやアンリ・カルティエ・ブレッソンらが創設した世界トップのドキュメンタリー写真家集団で、フェスティバルはその60周年記念イベントでした。その企画にふさわしい作品展と評価されたのです。
 そのうえ、アメリカのNPO「復興と開発のための基金」(FFRD)が中村さんの写真展を全米各地で開く準備を進めており、この2月にはテネシー州で開催の予定とのことです。

 報告会では、中村さんから、米国での写真展にどんな反応、反響があったかの報告があるほか、中村さんの活動を追跡した、長野放送制作のドキュメンタリー「枯れ葉剤被害は終わらない〜報道写真家・中村梧郎の30年〜」が上映されます。これは、今年度日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組で優秀賞を受賞した作品です。資料代300円。
 なお、報告会を主催するのは、友人らによって結成された「中村梧郎ニューヨーク写真展『戦場の枯葉剤』を成功させる会」です。連絡先はTEL・FAX: 044−954−6559
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