2007.05.02
キューバ最新事情
岩垂 弘
カストロ議長の健康は完全回復 ?
キューバ諸国民友好協会(ICAP)のブエナベントゥーラ・レイエス・アコスタ副総裁が来日し、4月24日、東京でキューバの現状について語った。その中で、副総裁はフィデル・カストロ国家評議会議長の健康問題に触れ、「いまは完全に回復している」と述べた。
ICAPは、キューバと世界各国の友好団体との交流の窓口となっている機関。現在、142カ国の199団体と交流がある。副総裁は副大臣格とされる。
アコスタ副総裁は、アジア・オセアニア地域の友好団体との友好を深めるため、同協会アジア・オセアニア局長のアリシア・エルビラ・コレデラ・モラレスさんとともにオーストラリア、ニュージーランドを経て4月22日、東京に着いた。
24日は日本キューバ友好円卓会議主催の「キューバの今を聞く集い」に出席し、キューバの現状を説明したが、そのなかで「フィデルは昨年7月に手術を受けた。その時は深刻な病状だったが、いまは完全に回復している。フィデルの病気で革命もここまで、といわれたが、国民は引き続き革命を継続している」と語った。
4月22付毎日新聞によれば、カストロ議長は4月20日、キューバを訪れた中国共産党の呉官正・政治局常務委員と約1時間にわたって会談した。キューバ共産党機関紙グランマに載った写真によると、議長はその時ジャージー姿で、病気療養中であることをうかがわせたという。が、手術により最高指導者の権限を一時的に委譲して以来、議長が外交の場に登場したのは初めて、と毎日電は伝えていた。
こうしたニュースに接した後だけに、副総裁の「いまは完全回復」という発言は、カストロ議長の健康状態が職務復帰に向け順調に回復していることを対外的に強調したものといえそうだ。
副総裁はまた、対米関係についても触れ、「米国の、アイゼンハワー大統領以後の歴代政権はキューバ革命を壊滅させようとしてきたが、いまだにできない。なかでもブッシュ政権が最も熱心で、機会さえあれば軍事行動をやりかねないと我々は認識している」とブッシュ政権を非難、「我々は、常にそれへの準備をしていなければならないと考えている」と述べた。
そのうえで、1976年のキューバ旅客機撃破事件を指揮したとされるポサダ・カリレス容疑者が4月19日、米連邦裁判所の決定で保釈されたことに触れ、「テロリストの釈放は許せない。これは、ブッシュ政権による新たなキューバ敵視政策の表れだ」と述べた。
4月21日付「しんぶん赤旗」によれば、カリレス容疑者はベネズエラ国籍をもち、事件後、同国で逮捕されたが脱獄、パナマで再逮捕されたものの釈放され、その後、2005年に米国に入国し、不法入国の疑いで逮捕されていた。ベネズエラ政府は米国に同容疑者の引き渡しを要求している。
こうしたニュースに接した後だけに、副総裁の「いまは完全回復」という発言は、カストロ議長の健康状態が職務復帰に向け順調に回復していることを対外的に強調したものといえそうだ。
副総裁はまた、対米関係についても触れ、「米国の、アイゼンハワー大統領以後の歴代政権はキューバ革命を壊滅させようとしてきたが、いまだにできない。なかでもブッシュ政権が最も熱心で、機会さえあれば軍事行動をやりかねないと我々は認識している」とブッシュ政権を非難、「我々は、常にそれへの準備をしていなければならないと考えている」と述べた。
そのうえで、1976年のキューバ旅客機撃破事件を指揮したとされるポサダ・カリレス容疑者が4月19日、米連邦裁判所の決定で保釈されたことに触れ、「テロリストの釈放は許せない。これは、ブッシュ政権による新たなキューバ敵視政策の表れだ」と述べた。
4月21日付「しんぶん赤旗」によれば、カリレス容疑者はベネズエラ国籍をもち、事件後、同国で逮捕されたが脱獄、パナマで再逮捕されたものの釈放され、その後、2005年に米国に入国し、不法入国の疑いで逮捕されていた。ベネズエラ政府は米国に同容疑者の引き渡しを要求している。
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