2016.07.06 「自民優勢」という情報操作にだまされるな
メール通信「昔あったづもな」第64号

小澤俊夫(小澤昔ばなし研究所所長)

 参議院の選挙戦に入ってから、新聞やテレビが「自民優勢の勢い」というような
記事をかかげるのが目立つ。これは明らかに、中立を装った「ニュース」を動員しての誘導だと思う。そんな策略に乗らないようにしよう。
 われわれ一般人は、新聞・テレビなどの報道は中立公正なものだと信じ込んでいるところがある。それは、新聞・テレビなどが、「われわれは中立公正な報道を目指している」というから、それをまともに信じ込んでいるのである。だが実際には、それは怪しい。新聞もテレビも、営業会社なのである。営業会社は常に官庁の支配を受けている。そして、官庁は時の政権の支配を受けている。そのことが露骨に現れたのが高市とかいう大臣の発言だった。偏向した報道をするなら電波停止もありうると脅したのである。
 政権側は脅しではないと釈明したが、報道各社は震えあがった。政府に批判的な報道をしたとされたニュースキャスターたちは外された。NHKでは、安倍首相にもっとも忠実であると言われている女性記者が政治問題の解説者として前面に踊り出してきた。
 これだけの動きがあれば、われわれ一般人の知らないところで、何かがおきていることは十分想像できる。
 参議院選挙の公示以後、早い時期に「自民優勢」という報道があちこちに現れたのには驚いた。報道各社は、自民党の顔色を窺って、この報道を自民党に捧げたのだろう。
 こんな報道に騙されないようにしよう。安保諸法案が国会で可決されそうになった時の、あの国民全体の熱気からまだ数か月しかたたないのに、「自民優勢」のはずがないではないか。これは明らかに「世論誘導」である。そんなことに惑わされずに、われわれの国、日本の将来を考えて投票しよう。
 アメリカにくっついて、戦争国家になるのか、世界に誇れる平和憲法をかかげて、世界に平和を呼び掛けていくのか。国の運命を決する重大な選挙である。それはわれわれの子どもたち、孫たち、そして子孫たちの運命を決する選挙なのである。後悔しないように、賢く投票しよう。(2016.7.5)




▇ 短信 ▇ フォーラム 内なる植民地三たび

 植民地文化学会では、一昨年、昨年に引き続いて「内なる植民地」をテーマにフォーラムを開催いたします。今年は非正規労働や部落差別、それから「従軍慰安婦」にまで領域を広げて「植民地主義」の概念の一層の深化をめざしたいと思います。どうぞお出かけください。(西田勝)

フォーラム  内なる植民地 三たび 

2016年7月9日(土)13時30分―18時  
江東区東大島文化センター第1研修室(都営新宿線東大島駅大島口下車)

問題提起者
非正規労働 「同一労働同一賃金」の実現にむけて 酒井和子(均等待遇アクション21事務局)
部 落 部落差別の歴史と現況         小林健治(にんげん出版代表)
ジェンダー 戦時性暴力から軍慰安婦まで    西 成彦(立命館大学教員)
少数民族 台湾の場合             シャマン・ラポガン(作家)
コメンテーター 星名宏修(一橋大学教員)
          林  郁(作家)
座長 神谷忠孝(北海道文教大学教員)        資料代500円

◎第2部 7月10日(日)13時15分―18時 
江東区東大島文化センター第1・2会議室

●講演会 13時15分―15時 後援 台湾文化省
シャマン・ラポガン(台湾・作家) 「わが文学と海洋」
●研究発表会 15時20分―17時
① 趙 夢雲(東大阪大学教員) 「新聞記事から見る『蔵本事件』」
    コメンテーター  岡田英樹(中国文学研究者)
   ② 鄧麗霞(立命館大学大学院)「『満洲国』におけるノスタルジア―横田文子の創作」
    コメンテーター  岸 陽子(中国文学研究者)  資料代500円

主催 植民地文化学会(代表・西田勝)
  Tel&FAX .047-381-4595
  Eメール:nipe@jcom.home.ne.jp
Comment
る情報操作という言葉の使い方がズレているのじゃないか?
NHKの女解説屋さんって誰か教えてほしいが、籾井だの埼玉大学の旧かなづかいババアさまだの、すでにガチウヨの
経営陣だから今さらなんだけど。
ズレているのはそんな解説屋よりも、テレビ各局が参議院選挙をほんと、マトモに取り上げないでひたすら小泉がどうした?増田は出るのか?石原と小池の会談はまとまるのか(まとまるわけ、ねえだろうが、こんなどさ回りのプロレスショー、引き延ばしこそが目的なのに)?こればっかりで、参議院選挙の情報は新聞でしかわからないという有り様ってことだろう。
東京都知事選挙が全国一斉こ行われる参議院選挙より圧倒的に取り扱われることこそが
、官邸とテレビ各局の阿吽の呼吸なのではないか?と叫びたくなるほど、情報操作と言うべきだ。
二重、三重のゴマカシだ。
つまり、憲法のあり方を自民党公明党はシカトしているゴマカシ。テレビ各局が都知事選挙をベタ記事みたいに軽く扱うとは過言としても、その他のニュースみたいに軽く扱い、その分、政治ニュースとしてバンバンと『即決させるわけのない』都知事選候補者選びに血道を上げるというゴマカシ。さらには都知事選挙が自民党の実質的な分裂になる、自民党の団結力が試される、ことのきっかけを考えると問題ですよね(この点は嘘ではないだけに、余計効果的なゴマカシとなる!)などと
解説して、この報道はまっとうなのだと正当化していくゴマカシ…。
大昔から選挙報道に関心を持ってきた者としては、ここまで盛り上がらない選挙は見たことがない。あの低投票率で名高い95年の時でも、少なくとも選挙報道はそれなりに盛り上がってはいた。
こんなにさも『やっていませんから』と言われてしまいそうな選挙報道の盛り下がり様はなかった。
それは選挙中なのでと安倍晋三が野党から逃げているから
だけではない。都知事選挙で
尺を使いまくるからである。
マスコミは参議院選挙の争点は大いにあると主張する。しかし小池の顔や石原の顔ばかりテレビ画面に出まくりって
争点については新聞に任せ切りにしている。
これを参議院選挙の争点隠しと言わずしてなんという?
情報操作というのはこれだけに止まらぬ。
都知事選挙『逃避』報道自体にも、もはや都知事選挙は自民党候補者があってのものと言わんばかりの自民党べったりな報道ぶりである。
都議会自民党や公明党の闇については『申し訳程度』に述べて、さあ、次の有力候補者は誰?桜井くんのお父さんですか?小池さん?石原さんは出るのか出ないのか???と
都知事選は自民党によって確定されるかのような報道のやりようは、実態が云々以前に
フヘンフトウが建前であるマスコミのあり方すら怪しく思わされてしまう。
安倍が期日前投票に支障をきたすなどと産経ですら意味不明とダメだしをした(笑)言い訳をやって選挙中の党首討論会をさけたという。
だから討論会をテレビでは出来ませんというのも、テレビメディアの手抜きであろう。
システムが違うから同列扱いとはいかないとはいえ、江川問題の時のドラフトのことを思い出す。巨人がいないから
ドラフトは中止となったか?
巨人がイヤイヤと駄々をこねたらドラフトも止めるのか?
バカすぎる。江川問題の場合は、ドラフト『後』が極悪なのであり、ドラフトは粛々と行われた。
政治家は只でも、自分達の考えを売り付けるためにメディアに露出したがる生き物である。安倍が勝手に変なというか、ここでも新しい基準を披露して、日本中の有権者にシカトしただけだ。討論会に参加しなければしないで参加者だけでやればよい。自民党の勝手なので、ある程度のサービスとして、自民党の意見なりをパネルに纏めて番組中に出せば十分である。出てください、お願いしますというものをワザワザ拒否している奴等に、アレコレぬかす道理はない(笑)。なぜ、テレビメディアはビビるのか?どこが不公平なのだ?産経に至るまでおかしいと指摘するなんて、滅多にないことである(笑)。番組をやっても抗議されるのは自民党になろう。
ゴマカシだ。自民党のワガママを許すと見られたくないから、高市早苗に『電波法違反だ、潰すぞ!』とどやされるのが怖いから、差し障りのないテーマ、都知事選を垂れ流しているのだとしか思えませんな。
情報操作という御指摘にズレありというのは、もうひとつ
看過できないことがあるからです。
それは選挙報道=自民党圧勝というのが情報操作だというのは些か甘いということ。
産経も毎日もどこもこぞって
圧勝と弾き出すのは操作という次元ではなく、なべてそうしたトレンドということ。そこまで官邸にオベッカをやる合理性はない。もしそこに情報操作を見いだそうとしたら
産経も毎日も『それぞれの政治的な立場から』引き締めを図りたいのではという見立て
ということになろう。
産経がやたら共産党をネタにするのは怖いからであり、毎日が特に自民党圧を報じるのは、九条が危ないと煽りたいからといった含みありかといったことだ。ところが手元にある東京新聞に至るまで、
自民党の圧勝確定みたいな報道となると、トレンドそのものにズレはないと見るのが常識だろう。
ズレはむしろ、たとえばだが、今朝の『こちら特報部』の内容にあり。
鈴木哲夫の解説、期日前投票率がかなり高いというくだりへの書き方なのだが、ちょっと引いてしまった。

報道各社の世論調査では、安倍首相の下での改憲に反対する意見が反対を上回る。

という記述なのだが、これも額面自体、嘘ではないよだが
行間を読むとしたら、大甘も
よいところである。
じゃあなぜ、産経から朝日までこぞって自民党圧勝となるのだ?期日前投票は安倍が気にするまでもなく、とっとと投票している人々であり、こうした人々のトレンドも込みでの世論調査結果なのだ(笑)。
現在進行形というか、ついさっきの投票行為を含めた流れが自民党圧勝ということである。ならばどうしてこの鈴木哲夫の解説『期日前投票率が高いのは、改憲が要因』と
いうことだけで、あんな記述を掲げるかだよ。
期日前投票をする人々が多いことは、改憲は止めた方がよいから野党に投票したうひと人々の多さを示すことにはならないだろう。それならばどうして東京新聞に至るまで圧勝報道の嵐になるのか?
もっともっと自民党が苦しんでいる予測内容になるはずで
、それは同時に安倍晋三たちの機嫌を著しく損ねることにはならんだろう。鞭を入れて
味方を引き締めるのに役立つくらいだ。
安倍晋三が機嫌を損ねるのは
党首討論をマスコミ各社がしつこく持ちかけたり、テレビ番組で批判されたりすることだ。痛いところをつくのがマスコミ!期日前投票率が高いことに光明を見いだすような
ゴマカシをもする東京新聞に
も呆れちゃうよ。
現実を逃避し、政権の不誠実を論破せず、都知事選挙候補者報道で自民党の奴等ばかりを報道する。郵政選挙の時の
真似事みたいで腹が立つ。
小池に小泉と細川、石原に都議会自民党といった改革バカと守旧派の権力闘争ワイドショーという情報操作。
とどめの情報操作は『まだ決めかねている人々が…』のあれである。ま、操作というよりかは『言い訳』だがね。
投票率を考えたらこうした層が投票するなんてことはまずない。調査電話でうまくイヤだとか言えないなどがあり、
これまた本音をゴマカシているってところか。
期日前投票に行くのが年を追うごとに増えているみたいだが、これも『どうせ行くなら合理的にしたいという、そもそも政治に関心がある層が期日前投票に行っているのが実態なのだ。でないと五割強あたりの投票率の説明がつかないではないか?今回の期日前投票率UPはそうしたトレンドに加えて投票年齢の件が絡んでいるのかもしれない。だが
それが結果的に高投票率になるなんてあり得ない(笑)。
それに、暗いコメントついでに言わせて頂ければ(悲)、
こんなマスコミ世論調査の結果で投票率が高いとなると、
あんた、そりゃ、ジークハイル、称えよ晋三!!ってことになりかねませんがな(怖)

キリングミー、ソフトリィなのが現状なのだろうか。
しかしまあ、こんなに無茶苦茶やる男の政権なのに。
テレビの罪、許すまじ!

旅マン (URL) 2016/07/06 Wed 07:54 [ Edit ]
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