2016.07.18 サンタの反省と決意
韓国通信492号

小原 紘 (個人新聞「韓国通信」発行人)

参院選の翌日、コンビニで求めた読売新聞の一面は「与党大勝 改選過半数」「改憲派3分の2超す」という大見出しと安倍首相の破顔が踊っていた。「くそーッ」。今でも読む気もせず机の上にほったらかしになっている。
予想どおり自公・改憲派の勝利だった。戦争の反省から生まれた憲法は世界に誇れる理想であり目標だと教えられた小学生時代からの確信は揺らぐことはなかった。「戦争を知らない」一期生を自負するが、憲法を「バイブル」のように考えたりはしなかったが、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を大切に今まで暮らしてきた。

その憲法をゴミのように捨てようとする。自分の人生が根底から否定されるように感じられる。「新しい時代にふさわしい新しい憲法」などという戯言(ざれごと)は認めない。未来のために現憲法は残すべきだ。
だからと云って「憲法を守れ」とお題目のように叫ぶだけでは、また仲間内で改憲派の言動に眉をひそめているのでは済まなくなったのを感じている。尺八を吹いて街頭でプラカードを掲げているという友人に刺激され、投票日の前々日、サンタの恰好をして駅前に立ち、そんなことを考え続けていた。

<極東アジアの緊張高まる>

選挙期間中、北朝鮮のミサイル発射、中国の領土的野心がたびたび報じられたが、米国が韓国政府に高高度防衛ミサイル(THAAD<サード>)の配備を認めさせたことはあまり報じられていない。北朝鮮のミサイルを迎撃するという口実だが、中国とロシアが猛反発している。サード配置が中・ロを標的にしていると受け止められ、両国からはアジアの平和と安定を脅かすものと厳しい抗議声明が出された。

韓国内では北朝鮮・中国・ロシア対韓国・米国・日本の軍事対立の構図、6か国参戦による「第二の朝鮮戦争」勃発の危険性を指摘する声も多い。ユン・ビョンセ外務部長官らは「対話」による解決を主張したが、米国の「圧力」に押し切られ配置が決まったという。一朝事あれば「圧力」によって自衛隊の参戦も当然考えられる。この際、どちらが火ぶたを切るかは問題ではない。どの国のミサイルであれ、飛んで来たら双方ともおしまいだ。
中学生時代、「今度戦争が起きたら勝ちも負けもない」と話し合っていた。それがボク達の常識だった。大人になっても、現在では評判の悪い「非武装中立」が日本の進むべき道と信じてきた私には「戦争に備える」という議論はとてもついていけない。武器を使わないでも家庭や国ぐらいは「守る」という気概と愛国心は持っているつもりだ。

Comment
"北朝鮮のミサイルを迎撃するという口実だが、中国とロシアが猛反発している。サード配置が中・ロを標的にしていると受け止められ、両国からはアジアの平和と安定を脅かすものと厳しい抗議声明が出された。"
,,サードは攻撃ミサイルではなく迎撃ミサイルという事をよく理解してほしいと思います。
それが中・ロを標的にする事はありえません。
(迎撃である以上、標的は国ではなく飛んでくる飛行物体です。)
なぜ中国とロシアが猛反発しているのかよく考えてもらいたいと思います。 
、、迎撃に反対する意図は中・ロからの攻撃(対日米韓)も想定している/されるいることからであり、、すなわち中国、ロシアの攻撃能力の維持、向上がその狙いであるはずで或ることが明らかです。
真に平和を望む者なら、防衛能力に目くじらたてるんのではなく それに反対する勢力の攻撃能力、狙いに目を向けるはぜです。
、、物事の捉えかたと主張が矛盾していて、(意図に反して?)どうも筆者は北朝鮮または中国、ロシア(の武力、戦争)支持者に思えてなりません。
名無し (URL) 2016/07/18 Mon 04:50 [ Edit ]
管理人にだけ表示を許可する
 
TrackBack