2017.02.11  ■短信■
        ドキュメンタリー映画2本をお勧めします
          「抗い」と「まなぶ」

 優れたドキュメンタリー映画2本の鑑賞をお勧めします。

★『抗い――記録作家 林えいだい』(100分)
 「福岡県筑豊には炭鉱のいろんな傷跡が今も残っている。ボタ山、炭住、坑口、アリラン峠、朝鮮人墓地・・・・・・その歴史の闇から時代を探り当てようと、もがき苦しみ続けた一人の記録作家がいる。林えいだい。82歳。カメラを抱えペンを握って、戦争、エネルギー資源、高度成長に翻弄される『民』を記録し続けた。そして、戦争危機を再び迎えたいま、彼は警告する。
 記録されなかったことは、なかったことにされてしまう。国家権力の前に沈黙せざるを得なかった民衆の声は、いま忘却の彼方に追いやられようとしているのだ。重い病と闘いながら、作家人生の集大成として取り組むのは旧日本軍の特攻作戦。若い兵士に死を強要した権力への抗(あらが)いは、今も続いている」(映画のチラシから)
 林えいだいさんは、その執筆活動により、2007年に第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞している。

監督:西嶋真司
出演:林えいだい
朗読:田中泯
制作・配給:グループ現代
製作・著作:RKB毎日放送
上映館:シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷駅から徒歩5分。03-5766-0114)
上映時間:2月11日(土)より、1日1回(午前11時~)連日上映(3週間予定)
地方上映予定:名古屋 シネマスコーレ(2月25日~3月10日)、大阪 第七藝術劇場(今春公開予定)、福岡 KBCシネマ(3月4日~5日)
お問い合わせ:グループ現代(03-3341-2863 )

 ★『まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて』(92分)
「東京都千代田区立神田一橋中学校通信教育課程。大都会の片隅に戦中・戦後の混乱期、義務教育を受けられなかった高齢者たちが、青春を取り戻しにくる学び舎がある。人生の終盤を迎えてもなお、人はなぜ学ぼうとするのか。その意味を探して、5年の歳月を追った」(映画のチラシから)。この作品については、2016年11月23日付の当ブログで詳しく紹介されている。

撮影・監督・語り:太田直子
 太田さんは、2010年に発表した、埼玉県立浦和商業高校定時制の授業と生徒たちを記録した『月あかりの下で~ある定時制高校の記憶』で文化庁文化記録映画優秀賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞荒井なみ子賞などを受賞している。
製作・著作:グループ現代
上映館:新宿K’s cinema(JR新宿駅東南口下車、03-3352-2471)
上映日と時間:3月25日(土)から連日10時30分モーニングロードショー
お問い合わせ:グループ現代(03-3341-2863 )
(岩)
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