2017.04.18 「テロ等準備罪」(共謀罪)の国会審議が始まった
韓国通信NO521

小原 紘 (個人新聞「韓国通信」発行人)

テロを未然に防ぐための法律、一般市民とは関係のない法律と政府はさかんに宣伝し、今国会での成立を目指している。「秘密保護法」「戦争法」に続き、あらたに「テロ等準備罪」(共謀罪)を新設しようとする目的は明らかだ。
世界各地に頻発するテロの恐怖に乗じた今回の治安立法は、主権者である国民の基本的人権を警察権力(国)が奪うものだ。日比谷の緊急集会に参加し、国会議事堂までデモをした(6日)。
行動前の準備段階で処罰する共謀罪は戦前の「治安維持法」時代に逆戻りどころか、すべての携帯電話、スマホ、インターネットまで監視する。それでも「知られて困ることはない」と思う人も多い。

<監視社会は民主主義を殺す>
こんな法律ができたら市民団体、政治団体、宗教団体、労働団体は窒息する。原発、公害、環境、人権、平和にかかわる団体はもちろんのこと、少しでも住みよい社会を目指そうと奮闘する市民団体は犯罪集団視される危険がある。政府の批判勢力を摘み取るのが狙いだ。言論に携わる人たちも監視によって委縮する。政府に遠慮しがちなマスコミはさらに批判力を失い、「無知は力」とばかり権力者の不正は隠蔽され、官製報道一色になりかねない。戦争遂行の新聞記者だったことを恥じて新聞社を去った むのたけじさんの心配が繰り返されようとしている。
共謀罪の新設は民主主義を圧殺、憲法改悪へ突き進む最終章なのかも知れない。

<非力ながらトイレで考えた>
「トイレで知る・考える…社会のこと」という変わったカレンダーがわが家のトイレにある。
今月のカレンダーのタイトルは「沈黙は金」。
「原発再稼働」に 「戦争法案」に 「秘密保護法案」に 「武器輸出」に 「沖縄の基地問題」に 多くの国民が反対しているのになぜ 推し進めるのか
キング牧師は言いました「最大の悲劇は 悪人の圧政や残酷さではなく善人の沈黙だ」…と
カレンダーの言葉に触発されて共謀罪反対の集会に出かけた。相変わらず単純で軽い生き方をしている自分に気づく。「悲劇」というより「喜劇」に近い。スポーツジムに出かけ筋トレ・エアロで三時間汗を流して日比谷に出かけたのも「喜劇」のような気もする。

報告
その1) 4月3日、花見に出かけた公園で「アベ政治は許さない」のステッカーを掲げた。妻と共謀した「テロ」活動?だった。
その2) 確定申告にマイナンバー記入せずに還付金請求成功。ただちに名護市に「ふるさと納税」。
その3) 『スノーデン、監視社会の恐怖を語る』(小笠原みどり著)を読む。住基ネット、マイナンバー制を監視社会の到来と考える著者。テロ対策を口実に始まった米国の監視社会。苦悩のなかから希望を感じさせる。スノーデンの日本に向けたメッセージ。著者もスノーデンも命がけなのが伝わり勇気づけられた。秘密保護法も共謀罪もアメリカ発。監視社会は世論操作さえも可能にする。

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