2008.08.24 諷刺の種
乱鬼龍 (川柳作家)

◆狂歌

食糧危機明日にも迫るという国にもったいなくも残飯の山

食糧危機迫るというに大食いとグルメ番組胸にムカツク

資本主義には愛想も尽きた生活破壊に地球滅亡

うだるよな猛暑の中を世の中は冷えにぞ冷えて自他殺の山

聞いたふうな奴らをみんな束にして時給いくらで働かせてみたし

政治家を時給いくらで働かせ使いものにならんと言ってやりたし

亡国を急ぐことさえ知らぬ気にこの亡国の崩壊の音

怖るべき監視社会はすでに来て人民のみが無知にのん気に

◆川柳

この世こそ地獄と蟹工船が売れ

日本が切れるナイフの先までも

現代の蟹工ケータイだけは持ち

からくりを撃てば私服が忍び寄る

必勝へ必勝だけの金が要り

政治家の軽さにツケの重い国

居酒屋ですでに政権交代し

俗論と愚論マスコミ吐きつづけ

声高に吠える愚論の勇ましさ

バカボンを残し不二夫は旅に出る

弔辞とはこういうものさというタモリ

 (乱鬼龍作・発行の「諷刺の種」2008年8月猛暑の中の意志号から)
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