2021.07.13 オリンピックは中止せよ!
     韓国通信NO673
    
小原 紘(個人新聞「韓国通信」発行人)

 金儲けと政治利用を目的としたオリンピックはいさぎよくやめるべきだ。
 政府はあくまで開催に固執するが、緊急事態宣言の下、無観客で行われるオリンピックは惨憺たるものになるに違いない。首相にはもはや潰れる「メンツ」はない。すべてコロナのせいにして中止の決断をして悔し涙でも流したらどうか。間違いなく支持率アップになる。中止を主張するものとして思いは複雑だが、とにかく「オリンピックより、いのちが大切」である。7月3日、駅前スタンディングでプラカードを掲げ中止をアピールした。<我孫子駅前/参加者2名>
韓国通信673写真

<反日と親日>
 韓国の大統領の任期は残すところ11か月足らず。去る6月29日、日本のメディアが大統領選の支持率トップを走る野党系候補尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長(61)の立候補宣言を一斉に伝えた。「反日的」な現政権に代わって「親日的」な大統領になれば日韓関係改善への道が開けるという日本側の期待をにじませた報道だった。マスコミの知的レベルの低さに呆れた。
 ともすれば情緒的に使われる親日、反日という言葉。自己中心的なきらいはあるが、韓国に対する使い方はあまりにも不遜かつ傲慢で一方的過ぎる。

 戦後、李承晩政権を除いて韓国には反日政権はなかった。日本の経済力を無視できなかったうえにアメリカの軍事力に依存する米韓軍事同盟の枠組みの中で反日政権は存在しえなかった。韓国にとっては屈辱的な日韓関係が長く続いた。
 戦後の日本にも反米政権はなかった。韓国にも日本にも反日・反米勢力はあったが、国内の旧勢力とアメリカによって摘み取られた歴史がある。

 日本は戦後76年、政治・経済・軍事・外交のあらゆる面で一貫してアメリカへの従属を深めてきた。韓国の事情も似たり寄ったりの面があるが、民主化闘争以降、日米への従属関係から距離を持とうとする努力が続けられてきた。反日でも反米でもない。近隣諸国との友好関係を築こうとする独立国家として当たり前の自主路線だった。長い間、軍事政権と血みどろの闘いを繰り広げ、市民自らの手で民主主義を勝ち取った韓国とわが国の違いがここでも明らかだ。安易に親日と反日を使い分け、言いなりになる政権を親日的と考える悪い癖は安倍長期政権で露骨になった。いつの間にか社会全体の空気にも広がってきた。

 尹錫悦候補の文政権批判を喜ぶ姿勢は、文政権は日本の敵だから文政権を批判する尹候補は日本の味方という浅はかな思い込みによるものだ。断言できることがある。韓国大統領に誰がなろうと、かつてのような親日政権はありえない。対米従属一本やりのわが国をどう考えるかにかかっている。善隣関係に「誠信の心」を説いた江戸時代の儒学者雨森芳洲精神から学びたい。日本は変わらなければならない。
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