2021.09.07  ■短信■丸10年「脱原発テントひろば」大集会
~フクシマは終わっていない、今の福島を伝える~

 2011年3月11日に発生した東日本大震災で東京電力福島第1原子力発電所が爆発事故を起こしてから今年で10年になります。この事故の半年後の2011年9月11日から、原発に反対する人たちが東京・霞が関の経済産業省の敷地内にテントを張って座り込みを始めました。「脱原発テント」の登場でした。
 このテントは「国有地の不法占拠」として、2016年8月に強制撤去されましたが、座り込みをしていた人たちは経済産業省本館の正門前に移り、今なお、「脱原発」を訴える座り込みを毎日続けています。

 この人たちでつくる「経産省前テントひろば」が、座り込み10年を記念して9月11日(土)15時から、経済産業省本館の正門前で開きます。
 大集会の狙いを、経産省前テントひろばは「フクシマ原発事故による避難者はピーク時に16万人を超え、いまも4万人以上が自宅に戻れないままだ。一方で、政府は、タンクに保管されている放射能汚染水を『処理水』として海に流そうとしている。そして、フクシマはまだ終わってないにも拘わらず、老朽原発を稼働させ、エネルギー基本計画でも地球温暖化対策を口実に原発温存を図っている。いまフクシマの真実を再確認し、脱原発を実現しよう」としています。

 集会では、ルポライター・鎌田慧、弁護士・河合弘之、作家・落合恵子・講談師・神田香織の各氏らの発言が予定されています。
問い合わせは、経産省前テントひろば(電話070-6473-1947)へ
(岩)


<訃報>
 ジャーナリストの岡田幹治さんが7月21日、心不全のため逝去されました。
 80歳でした。
 岡田さんは朝日新聞経済部員、同論説委員、週刊金曜日編集長などを歴任された後、フリーのジャーナリストとして、環境問題、薬害問題などに取り組まれました。2010年からは「リベラル21」の常連寄稿家として活躍され、近年は、香害問題、新型コロナウイルス感染症問題で健筆を振るわれました。
 謹んでご冥福をお祈りします。
 リベラル21編集委員会


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