2022.02.14  87.9%が「節約を意識」
  日本生協連がコロナ禍の買い物行動調査

岩垂 弘 (ジャーナリスト)

 
 終息がなかなか見えてこないコロナ禍に、うち続く生活必需品の値上がり。厳しさを増す日常生活の中で市民は何を考え、買い物ではどう行動しているのだろうか。生活協同組合の全国組織である日本生活協同組合連合会(日本生協連)が組合員を対象に「コロナ禍の買い物行動アンケート調査」をおこなったところ、87.9%の人が「節約を意識している」ことが分かった。

 コロナ禍の買い物行動アンケート調査は買い物行動の実態を把握するための調査で、昨年の11月30日から12月6日にかけておこなった。インターネットで組合員7559人にアンケートし、4479人から回答を得た。

 最初の質問は「あなたは日頃、節約を意識していますか」。これに対する回答は「ある程度意識している」69.3%、「強く意識している」18.6%、「あまり意識していない」10.9%、「全く意識していない」0.9%。

 2番目の質問は「ふだんの食品や日用品のお買い物で、買い物場所を選ぶ時に重視することがあれば教えてください」
これに対する回答は――「野菜・生鮮品の価格が安い」52.0%、「日用品の価格が安い」50.1%、「ポイントがたまる・還元率が高い」46.1%、「牛乳・卵・納豆などの価格が安い」46.0%、「特売品の価格が安い」36.9%、「冷凍食品の価格が安い」29.2%、「菓子類の価格が安い」28.3%、「酒類の価格が安い」20.1%。

 第3問は「普段の買い物で楽しみにしていること」
これに対する回答は「商品を見ること、選ぶこと自体」50.2%、「新しい商品との出合い」45.1%、「ポイントを貯めること」38.9%、「商品を実際に確認・体験できること」36.4%、「お店の催事で季節感を感じられること」23.8%、「散歩・運動になること」20.4% (以下略)
 この結果について、調査は「コロナ禍でネット通販の利用が増える中でも、リアル店舗ならではの体験を楽しみにする人もいることが分かった」としている。

 第4問は「ネットショッピングや通販を利用した時の困りごとがあれば教えてください」だったが、その結果は――
 「サイズ感・量感・質感がつかめない」31.3%、「特にない」31.1%、「送料が高く感じる」25.1%、「品質に不安がある」16.0%。「セキュリティに不安がある」14.3% (以下略)
 調査は「『買いすぎてしまう』という回答が全体で8.5%あったが、年代別に見ると20代は21.6%で全体の平均よりも13.1ポイント高かった」と述べている。

 アンケートは最後に「新型コロナ感染予防への対応が続く中での買い物に対する考え方」を質している。その結果は、「時間をかけずに済ませたい」を重視していると回答した人が80.3%と最多。「1カ所で済ませたい」を重視している人の割合も67.2% にのぼった。それに引き換え「いくつかの店を回ってでも安く済ませたい」は3割程度だったという。これについて、調査は「コロナ禍では、価格の安さにこだわるよりもコロナ感染予防を重視する傾向が見られた」としている。

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