2007.07.09 視覚障害者にやさしい党はどこ?
田尻孝二 (生協役員)

政党ホームページで考えるユニバーサルデザイン

 ユニバーサルデザインとは、「みんなにやさしいデザイン」である。年齢や性別、障害の有無などと関わりなく、だれもが利用しやすい用具・建物・環境のデザインを意味している。今日では、ホームページのような情報、コミュニケーションの分野でも広く浸透している概念である。

 インターネットは、さまざまな環境の人々が利用している。先ず使用しているPCの相違がある。通信環境の格差も大きい。利用者も多様である。ユニバーサルデザインのホームページであるためには高齢者や障害者に対しての配慮が十分でなければならない。

 視覚障害者が利用するホームページ読み上げソフトがあり、広く使われている。数字キーの操作で画面上の文章を読み上げ容易に目的の情報にたどりつけるのである。このソフトが機能するためにはいくつかの要件がある。ページ内の文章の主従の関係が明らかであること。写真や図版などの視覚情報がテキストで代替されていることなどである。自治体等の公共性の高いホームページは、既にこれらを十分満たしている。

 折しも参院選が間近に迫っている。「政党ホームページではどうであろうか」というのが今回の試みである。どの政党も弱者の尊重は謳っているが、マニフェストを評価するのとは別の意味で政党の姿勢の実際はこんなところに表れると思うからである。国民の声に最も敏感な時期を狙ってこの記事を上げる。対応の遅れている政党の改善を切に願っている。評価ツールとしてIBM社の aDesigner(エーデザイナー)を使用した。

 さて気になる結果はどうかというと…。
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